諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説 住宅ローンがチャラになる団信とは?
2023/10/10
姫路の土地・不動産探し、注文住宅を建てるならフォレスト不動産
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さて、今回は住宅ローンを借りる際には必ずといっていいほどついている、団信(団体信用生命保険)についてのお話です。
団信に通らないと住宅ローンは借りれない…といっても過言ではない付帯保険。
(※団信がない住宅ローンもあります。)
そんな団信に落ちると、結構ショックですよね…もう次審査するのも怖くなったり…
姫路で不動産会社をしている私たちはそのようなお客様も目にしてきましたが、
1つや2つ落ちただけでお家探しを諦めてしまうのは非常にもったいない!!
落ちた時はどう対策をしたらいいのか?そもそも審査基準って何?など
団信について解説していきます!
目次
そもそも団信って何?なんで落ちるの?
諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説
金融機関から住宅ローンを借りようとしたとき、その多くが「団体信用生命(団信)」への加入を要件としています。
この団信とは、住宅ローンの返済中に契約者が万が一亡くなったり、働けなくなって返済の目途が立たなくなった時に住宅ローンの残高がゼロになる保険のことです。
その仕組みは、生命保険会社が保険金を銀行に支払って、その返済にあてています。
住宅ローンを借りる側からすると安心の保険ですよね。ご主人様が契約者でもしものことがあった場合、残された奥様とお子様だけで生活していかなければいけないのに、毎月の住宅ローンが大きな負担になることはすぐに想像できます。
そんな時にありがたいのが、この「団信」です。
銀行としても何千万も残っているのに返してくれない事態は避けたいですから、保険会社とタッグを組んで行っているわけです。
一般的に、この団信への加入は借入の際、もしくは借り換えをするときにのみ契約可能で、借入した後に加入することはできない保険です。
もちろん住宅ローンを借りる際に金融機関から伝えられますが、「入りたかったのに間違えた!」なんてことにならないよう注意しましょう!
落ちた時の対策①「ワイド団信」を選ぶ
諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説
ワイド団信とは、通常の団信と比べて条件が緩和された団信です。つまり、審査基準もゆるいわけですね。
一般的に団信に加入するときは、生命保険の時と同じように健康状態について告知をします。
その告知した内容によって加入できるかどうかが決まり、団信に加入できないと住宅ローンを借りることができない…という事態になります。
しかし、ワイド団信であればそもそもの条件が緩和されているので、健康状態に不安のある方でも審査が通る可能性が高いです。
一般団信で落ちてしまった方は、一度金融機関や不動産屋へ相談してみてくださいね!
【ワイド団信で加入した実績のある病気は?】
過去にワイド団信で審査を通過したことのある病気をご紹介します。
●糖尿病、脂質異常症などの代謝異常による病気
●狭心症、心筋梗塞などの心臓・血管の病気
●脳卒中やてんかんなどの脳の病気
●自律神経失調症や適応障害などの精神・神経の病気
●潰瘍性十二指腸や、肝炎などの内臓の病気
●喘息、肺炎などの呼吸器の病気
●貧血、白血球の数値以上などの血液の異常
●バセドウ病などの免疫異常の病気
●子宮筋腫、卵巣嚢腫など女性特有の病気
上記の持病がある場合、通常の一般団信では難しいのですがワイド団信では過去に審査を通過した実績があります。
ですがワイド団信でも加入が難しい病気もあります。
【ワイド団信でも加入が難しい病気】
●がん
●糖尿病
●うつ病
●適応障害
うつ病や適応障害といった、精神病もがんと同等に加入が難しい病気です。
その場合は次に紹介する対策②をご参考にされてみてください。
病気の進行具合や状態によってはワイド団信でも難しいことがあります。
金融機関は審査基準を公開していないので、実際に審査が通るかどうかはやってみないとわからない、というのが正直なところです。
上記に紹介した加入実績のある病気をお持ちの方でも、病状によっては加入できない可能性がある、ということは認識しておきましょう。
落ちた時の対策②他の生命保険で補う
諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説
住宅ローンを借りる際の要件となっている団信。
ほとんどの金融機関では団信に加入しないというケースはほぼありません。
ただ、フラット35のように加入を選べる商品もあります。
そのような団信未加入の商品を選ばれたり、団信に通らなかった場合は、一般の生命保険を見直し、そちらで補うのも合理的な選択でしょう。
姫路で不動産、建築業を行っているフォレストでは、お家選びの前に事前審査とライフプランを行います。
先に内覧に行って、「この家がいい!」となっても実際に住宅ローンが借りれない…となるととてつもなく悲しい気持ちになります。
そうならないように、まずは安心材料をそろえられるよう、サポートさせていただいています。
皆様も、マイホームを購入するとなるとまずは物件!内覧!住宅展示場に行って間取り相談!
というイメージをされるかと思いますが、
まずはお金のことは先に解決しておくという点をしっかり押さえておきましょう。
住宅ローンの団信に落ちた時にみる「ワイド団信」の補償内容とは?
住宅ローンがチャラになる?
ワイド団信の補償内容は一般団信と変わりません。
つまり、ワイド団信で定めている事由により住宅ローンの返済が難しくなった時、住宅ローンの残高がゼロになります。
その事由とは以下の通りです。
①両眼の視力を全く永久に失ったもの
②言語またはそしゃくの機能を全く永久に失ったもの
③中枢神経系または精神に著しい障がいを残し、終身常に介護を要するもの
④胸腹部臓器に著しい障がいを残し、終身常に介護を要するもの
⑤両上肢とも、手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
⑥両下肢とも、足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
⑦1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失ったもの
⑧1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったもの
〈イオン銀行ワイド団信より〉
上記の状態になると、補償金が支払われます。
どの金融機関でも同じような内容になりますが、加入した商品ではどういった事由が補償対象となっているのか、しっかりご確認くださいね。
住宅ローンに落ちた時にみる「ワイド団信」のデメリットってあるの?
住宅ローンがチャラになる?
デメリットとして挙げられる点は2つあります。
まず1つ目は、「ワイド団信を取り扱っている金融機関が少ない」ということです。
どこの銀行でも取り扱っている一般団信がついた住宅ローン商品とは違い、
選択できる幅がせまいことは事前にご確認くださいね。
2つ目は「一般団信より金利が高い」ことです。
健康面での審査基準が緩いということもあり、通常より0.2~0.3%ほど上乗せされていることが多いです。
そのため、返済総額としては一般団信と比べると高くなってしまいます。
ワイド団信を取り扱っている金融機関は少ないですが、その中でもどの金融機関のどの商品が一番お得に借りられるのか?はしっかり吟味する必要がありますね。
ただ、私たち不動産屋や銀行、保険会社に勤めていると金利に敏感なのですぐに情報を集めたり比較したりできますが、
なかなか一般の方ですと難しいのが現状だと思います。
(しかも金融機関が開いているのは平日ですし…)
ご自身で調べるのが難しい情報は、ぜひお近くの不動産屋さんに頼ってみてください。
特に私たちのような地元の不動産屋では、大手から地方銀行、ネットバンクまで細かく情報を集めている会社さんが多いと思います。
姫路でお探しの方はフォレスト不動産までお気軽にお問い合わせくださいね。
住宅ローンに落ちた時にみる「ワイド団信」、それにも落ちたらどうしたらいい?
諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説
ワイド団信にも落ちてしまった方におすすめしたいのは「フラット35」です。
フラット35は団信の加入を要件としていないので、健康状態で引っかかってしまった方は一度チェックしてみてくださいね。
ただ、一般的な住宅ローンと同じように収入や職業、過去クレジットカードなどの遅延、遅滞が無かったかどうかの審査はされます。その点がクリアになっていれば審査が通る可能性は高くなります。
フラット35とは、住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して提供する、全期間固定金利の住宅ローンです。
全国300以上の金融機関で扱われていますので、お近くの銀行でも審査可能なところが多いかと考えられます。
一度ご相談されてみてくださいね。
最後に
諦めていた団信に通った…!落ちた後の対策を解説
さて、今回は健康状態が審査落ちの理由として考えられる方におすすめの「ワイド団信」をご紹介しました。
商品が少ないので取り扱っている金融機関が限られている点、金利が割高になってしまう点がデメリットとしてあげられますが、団信に加入できるというのは何千万とローンを組んでから万が一のことがあったときの強い安心材料になりますよね。
ワイド団信でも難しかった方には「フラット35」をおすすめいたします。
団信への加入が必須ではないので、信用情報(収入や職業など)がクリアになっていれば審査が通る可能性も高いです。
ただ、こちらは「万が一のことがあった時、住宅ローンの残高がゼロになる」ということはありませんので、民間の生命保険で補うなど、他に対策が必要です。
事前審査に落ちた後の対策を解説いたしました。
少しでも皆さんの参考になっていれば幸いです。
他にも、このブログでは売却に関すること、注文住宅に関することなどの豆知識を発信しています。
ぜひ読んでみてくださいね!