2×4(ツーバイフォー)工法ってなに?建てる前にメリットデメリットを知っておこう!
2024/04/23
姫路の土地・不動産探し、注文住宅を建てるならフォレスト不動産
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目次
2×4(ツーバイフォー)工法って何?
2×4(ツーバイフォー)工法。
「そろそろマイホームが欲しいなぁ…」そう思われている方は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
大手ハウスメーカーもこの工法を採用している所があり、CMでも目にする機会が多いです。
今回はこの2×4(ツーバイフォー)工法について不動産屋兼工務店のフォレストが解説します!
ちなみに、弊社はWB工法を採用しています。
今回は記事に出てきませんので、気になる方は下記ボタンまたは他の記事を読んでみてくださいね^^
2×4(ツーバイフォー)工法とは
2×4(ツーバイフォー)工法とは、木造建築の工法の1つです。
なぜ「2」と「4」が出てくるかというと、家を建てるときに使われる木材(角材)のサイズが2インチ×4インチであるからなんです。
1インチ=約2.54センチなので、2×4(ツーバイフォー)は縦約5センチ、横約10センチのサイズということになります。
因みに、この角材のサイズで表される工法は他にもあり
2×6(ツーバイシックス)工法
2×8(ツーバイエイト)工法…などがあります。
大工さんの技術は必要?
結論からいうと、大工さんによる高度な技術は必要ありません。
だからこそ、色んな業者が関係している大手ハウスメーカーが採用している工法になります。
理由は、この2×4(ツーバイフォー)という均一サイズの角材と合板をくっつけて、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根の部分をつくります。
それらを組み合わせて箱状の空間を組み立てていくんです。
2×4(ツーバイフォー)という角材に合板を合わせて組み立てていく。
極端な言い方をすれば、切って貼って切って貼って…というような家づくりです。
このような単純な工法のため、高度な技術は必要ないんです。
話がそれますが、1本の木をそのまま使うわけではない(合板に貼る)ため、その分接着ボンドを多用に使います。
小さなお子様がいるご家庭は特にボンドから出る化学物質に気を付けていただきたいです。
2×4(ツーバイフォー)工法で建てられたお家に住む方は、必ず24時間換気をつけっぱなしにしてください。決して電気代がもったいないから、と消さないでください。
それが家族の命を守ることにつながります。
2×4(ツーバイフォー)工法の歴史は長いの?
2×4(ツーバイフォー)工法の歴史を振り返ってみると、もともとは西部開拓時代のアメリカで広まった建て方になります。
その背景には「熟練の技を持つ職人が少ない」…という事情がありました。
先述したように、2×4(ツーバイフォー)工法は高度な技術が必要ない工法。
職人の質が良くなかった当時のアメリカではぴったりだったんです。
現在でもアメリカやカナダの多くの木造住宅はこの2×4(ツーバイフォー)工法で建てられています。
日本の伝統的な在来工法とは何が違う?
では、日本の伝統的な建築方法も見ていきましょう。
2×4(ツーバイフォー)工法は「木造枠組壁工法」という工法のうちの1つです。
対照的に、日本の伝統的な工法には「木造軸組工法(在来工法)」があります。
(難しくなってきましたね!(笑))
イメージでお伝えします。
アメリカで広まった2×4(ツーバイフォー)工法は、「面」で組み立てていくイメージです。
2×4(ツーバイフォー)の角材に合板をはって、大きな面を組み立てていきます。
対して日本の伝統的な在来工法は「線」で組み立てていくイメージです。
柱と梁の軸組によって組み立てていきます。
因みに、軸組とは骨組みのこと。日本古来の建築方法は、「まずはしっかり骨を作って体(家)全体を支えようよ」というものだったんです。
よく耳にする古民家とは、築50年以上経過している木造軸組工法の家のことなんです。
既製のパーツを組み合わせるわけではないので、設計上の制限が少ない反面、工法が複雑で職人の技術により仕上がりや耐久性に差が出てきます。
技術のある大工さんでないと、建てられない工法なんです。
2×4(ツーバイフォー)工法のメリットは?
では、2×4(ツーバイフォー)工法のメリットを解説します。
まずは耐震性、耐風性が高いです。
先述したように面で構成されているので、地震や風といった外部からの要因に対して強いと言われています。
さらに高気密高断熱である点もメリットです。
冷暖房効率だけでなく耐火性も高く、2×4(ツーバイフォー)工法で建てられた住宅のほとんどは「耐火性能を持つ建物である」と認識され、火災保険の費用を抑えることができる場合があります。
(実際に建築される場合は、この点も合わせて建築会社さんに確認してみてくださいね)
そして、比較的工期が短いこともメリットです。
2×4(ツーバイフォー)工法は組み立てていくだけになりますので、システム化が進んでいて分業がしやすいため、結果として早く仕上がるという特徴があります。
2×4(ツーバイフォー)工法のデメリットは?
ではデメリットについてもしっかり確認していきましょう。
①間取りに制限がある
2×4(ツーバイフォー)の角材に合板を貼り付けた板を箱状に仕上げていくため、複雑な間取りや壁を取ってリビングを広く、この部屋はあえて狭く…といったことが構造上難しくなります。
しかし、事前の打ち合わせでしっかりとご希望を建築会社さんに伝えておくことで、できる限りご希望にそう住宅に仕上げられると思いますので、遠慮せず建築会社さんと話してみてくださいね。
②リノベーション・リフォームがしにくい
後から部屋の壁を抜いてリノベーションしたい!と思っても、希望通りの工事ができないという場合もあります。
しかしこの点においても、はじめからリノベーションを見込んで設計していれば間取り変更が可能になることも。
…ですがリノベーションって何年も住み続けて、「ここ変えたいな」「この部屋いらなかったかも…」と思われるもの。
なかなか初めから工事を見越した間取り設計も難しいのでは、と感じます。
そのあたりもご家族でよく話し合われてくださいね。
③窓や出入り口といった開口部が大きくとれない
何度も出てくるように、2×4(ツーバイフォー)工法は「面」で仕上げる住宅。
窓や出入り口といった開口部は、その面の一部をくり抜くわけなので、あまりに大きくとってしまうと強度が下がってしまいます。
そのため2×4(ツーバイフォー)工法では開口部をとる場合の厳密なルールがあります。
開口部を広げる場合、耐力壁線上の開口部の幅は4m以下にするのがルールです。また、90㎝以上の開口部には、必ず上部に補強材としてまぐさ(壁の開口部を補強するための横架材)を取り付ける必要があります
(一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会より)
一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会のホームページには様々な情報が掲載されていますので、ご興味のある方は一度チェックしてみてくださいね。
このように、間取りや窓・出入り口などに関しては在来工法に比べると自由度が低いと言えます。
「大きな吹き抜けを作って開放感あふれる家に住みたい…!」
「大きな窓からやわらかい日差しが入る家が理想…!」
「お家BBQやお家キャンプもしたいので、出入りしやすい窓を付けたいなぁ」
と考えられている方は少し注意かもしれませんね。
最後に
いかがでしたか?
今回は2×4(ツーバイフォー)工法について解説しました。
私たちフォレストでは、通気断熱WB工法という建築方法を採用しています。
2×4(ツーバイフォー)工法とはまた違う工法になりますが、このブログを読んでくださっている方には2×4(ツーバイフォー)工法で家づくりを検討している方もいらっしゃるのでは…と思い解説いたしました。
通気断熱WB工法をご存知の方からすれば、高気密高断熱住宅って実はめちゃくちゃ恐ろしい建て方なんです。
本文中にも少し記載しましたが、高気密高断熱住宅に住まれる方は必ず24時間換気システムはつけっぱなしにしてくださいね。
住宅のほとんどがビニールクロスを使われているため、高気密高断熱住宅×ビニールクロスなんて「ペットボトルの中で生活しているようなもの」なんです。
人は呼吸をし、汗をかきます。家具から出る化学物質もあります。洗濯にも柔軟剤を使いますよね。良い香りでも、あれもすべて化学物質です。
そんなペットボトルの中で化学物質まみれの空間で呼吸をしていて、健康のままでいられるはずがありません。
花粉症と同じように、化学物質を受け入れるお皿が人にはあります。
その限度を超えてしまうと化学物質過敏症という病気にもなってしまいます。
ご家族が安心して暮らせる住まい。
どの建て方を選ばれても、きっと幸せに暮らせると思います。
ですが健康で毎日笑顔で過ごしていただくためにも、「知識」は必要です。
このブログがきっかけで、少しでも家と健康の関係について知っていただければ幸いです。
このブログでは不動産売却や不動産購入について、「はじめての不動産売買を賢く安全に」していただけるよう、豆知識を発信しています。
他にも注文住宅についても書いていますので、ぜひぜひチェックしてみてください。
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最後までご一読いただきありがとうございました!
皆様のお役にたてれば幸いです。