徹底研究!失敗しないクローゼット設計ガイド!
2024/09/05
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目次
収納量が足りるのか?
さて、今回は収納クローゼットについてです。
新築住宅を建てるにあたり、重要度が高いのがクローゼットです。
自分や家族の持ち物をしっかりと収納して、すっきりした生活空間を作りたいと思っている方は多いと思います。そのためにもクローゼットの活用はかかせません。
またクローゼットは他に比べると後回しになってしまうことも多く、失敗する箇所でもあります。
まず最初にクローゼットを作るにあたり、抑えておくべきポイントです。
収納量が足りるのか?
まずはなんといっても「収納力」です。
たとえば、「ファミリークローゼット」と呼ばれる大容量の収納スペースをつくる場合、3畳程度の広さが最低限必要となります。ところが、予算や家の広さなどでや十分な広さのクローゼットを確保できないことがあります。
とにかくファミリークローゼットが欲しいという気持ちだけで、どのように収納するかを深く考えないままつくってしまうと、結果的に収納量が不足してしまい後悔します。
具体例としては、収納アイテムの種類や形状によって収納量が足りなくなることがあります。家の中の荷物を大体把握している気でいても実際に収納してみると、広さが全然足りなかった!ということはよくあります。
クローゼットには衣類や靴だけでなく、バッグや帽子、寝具などサイズや形状が違うものを収納します。使う頻度もまちまちなためうまく収納できないことがあります。
結果として、収納量が足りなくなり、収納スペースを有効活用できないことがあるのでご注意を。
このような失敗を避けるには、収納するアイテムの種類や量を事前に考慮し、必要な収納スペースを見積もることが大切です。
設置する位置
クローゼットの位置が悪くて使いにくくて後悔している事例もあります。
間取りを決めるにあたり、優先されるのはリビングやキッチン、次にそれぞれの部屋の位置を優先して決めます。その中で収納の位置を決めるのが一般的です。家の中で収納は大切な要素ではありますが、生活でメインに使うリビングやキッチンなどのスペースのほうがより大切です。
何かと後回しになってしまうクローゼットの配置です。
余ったスペースに何となくクローゼットを配置した結果、位置が悪くて使いにくい動線になって後悔してしまうこともあります。
たとえば、ベッドのすぐ近くにクローゼットを配置したとします。クローゼットのドアがベッドの方向を向いている場合、ドアを開ける際にベッドとのあいだに十分なスペースがなく、ドアの開閉が妨げられます。ベッドから遠すぎても、起きたあと移動の手間がありますが、近すぎても不便です。
また、玄関横にクローゼットを配置した場合、クローゼットのドアが開いた状態だと通行スペースが狭くなります。毎日の着替えをクローゼットにしまっている場合、出かける際にクローゼットまで着替えを取りに行く必要もあります。
クローゼットの設置位置を決める際は、ご自分や家族の生活ルーティンと動線を踏まえて、ストレスのない場所に設置することが大切になってきます。
設置場所
設置する場所によっては
- 湿気がたまってカビが生えてしまうので、収納として使えない
- 臭いがたまるのであまり長く置いておけない
などの失敗の可能性もあります。
ウォークスルークローゼットのように出入り口があり、通り抜けできる動線を確保することで空気の抜け道ができる場合は、湿気や臭い対策ができます。しかし、すべてのクローゼットで必ずしも空気の通り道を確保できるわけではありません。
北側の水回り近くに配置するクローゼットのように湿気がたまりやすいと想定されたり、靴をしまうので臭いがたまりやすいと想定されるのであれば、窓を設けたり換気設備を設けるなどの対策することが必要になってきます。
クローゼットの種類は4タイプ
ウォークインクローゼットは、荷物や衣類を多めに持っている方にはおすすめのクローゼットです。
壁面クローゼット
その名の通り壁面を活用して設置するクローゼットです。奥行きを浅くし、ハンガーをかけるレールをつけるのが一般的です。洋服を一列に並べて収納できます。枕棚を設置する場合もあります。
また収納ボックスなど活用し、バッグなどの小物の収納も可能です。
狭い空間に設置できるため、デッドスペースなどを活用できるのがメリットです。
大きいものやかさばるものは収納に工夫が必要です。
我が家でも子供部屋と私の部屋に設置しています。
クローゼットの仕切りや扉も気になるところです。
子供部屋は、子供たちが好きに収納をできるように、仕切りはつけていません。上に棚板だけつけたシンプルな作りに仕上げ、収納の自由度をあげました。
仕切りがない分、収納が自由にできます。
お子さんの成長につれて収納する量も増えてきますが、仕切りがない分、収納ケースを大きくするなど自由度がききます。自分であれこれ配置を考えながら収納を工夫できるのも楽しいと思います。
そして扉がない分開放感があります。もし狭めの部屋であれば扉なしの選択をお勧めします。
私の部屋は収納には少しこだわりました。
前の家で使っていたチェストを引き続き使いたかったのと、空間を最大限に活用したかったので、一ミリも無駄はスペースを作りたくなくて(限りある収納は有効に使いたいですよね!)チェストがぴったり収まるようにチェストの幅に合わせて中の縦の仕切りを造作してもらいました。
もう一方の片側は、長いコートなどを下げてもしっかり収まるように下に余裕を取り、可動棚を二段だけ作りました。
仕切りや棚は一見便利に思いますが、あまり仕切りばかり作ってしまうと、変化していく収納内容に対応できないと思ったからです。
チェストがぴったり収まった時は大感動でしたし、最低限のシンプルな仕切りにした分、大容量の収納ができ大満足のクローゼットが仕上がりました。
扉の落とし穴
扉は、開き戸、折れ戸、引き戸の3種類の選択肢の中から、開閉スペースが小さく開閉が出来る折れ戸を選択しました。
せっかく付けた扉ですが、ほとんど開けっ放しです。
開けっ放しの理由はというと、開け閉めが面倒というズボラな性格なせいもありますが、クローゼットの奥が猫の寝床と化しているので自由に出入り出来るように開けておくことが多いことと、せっかくの通気性に優れたWB HOUSEなので、密閉したスペースを作りたくない気持ちがあり、なんとなく開けっ放しが定着してしまいました。
急な来客などで見せたくない収納を隠したりできるクローゼットの扉ですが、私の部屋は、私か家族と猫しか入りませんし、隠したいものもありません。
扉を付けた場合レールや扉の裏側にホコリが溜まるので掃除の手間が生まれます。
扉の凹凸部分にもほこりや汚れが溜まります。
部屋の場所や環境によっては、私のように扉なくても不自由のないパターンもあるかもしれません。
クローゼットを設置するときには、仕切りの場所や棚板の枚数などと共に、扉が種類、扉いる?いらない?も検討することをお勧めします。
ウォークスルークローゼット
ウォークスルークローゼットには、出入り口が2か所あるのが一般的です。2つの部屋をまたいで設置できるため、クローゼットとしてはもちろん、部屋同士をつなぐ導線としても使うことができます。
ウォークスルークローゼットのメリットは、風通しがよく生活導線に優れた収納であることです。
寝室に設置した場合は、出入り口に設置することで、通り抜ける際に身支度を整えたり、従来の生活動線にスムーズに組み込むことができます。
リビングなど家族の行き来が多い位置に設置した場合、家族みんなが共有して使いやすく、朝の支度がスムーズに進みます。
リビングからウォークスルークローゼットへ、ウォークスルークローゼットから洗面所へと、行き止まりなく回れるため時間を効率よく使えます。
廊下の一角に設置する場合、外出前に素早く必要なものを選ぶことができ、逆に帰宅時は身に着けていたものをそのままクローゼット内に収納できます。
また、通常のクローゼットは空気が循環する構造ではありません。そのため、湿気対策や換気などが必要ですが、その点、ウォークスルークローゼットは配置する場所により風が通り抜ける構造を作ることができ、その結果、衣類が痛みにくくなります。
ただし、出入り口が2つ必要なため、収納に使えないスペースができることがデメリットです。
動線が一方通行でない、利便性が高いウォークスルークローゼットですが、設置したものの「思ったより収納力がない」「部屋が狭くなってしまった」などの問題が見受けられます。
配置する位置や生活の動線など、設計時に考慮する必要があります。
ファミリークローゼット
ファミリークローゼットは家族で共有できる場所に設置します。
主に衣類の収納をメインとし、家族が共有で管理できる収納スペースです。
家族の洗濯物を各部屋に運ばなくても、まとめて収納することができるので、時間短縮の面で注目が集まっています。
・衣類をまとめて収納できる
・子供の部屋に入らず収納でき、気を使わない
・収納場所が決まるので、リビングや各部屋に衣類など散らかりにくくなる
子供の部屋に洗濯物を持っていったら「勝手に入らないで!」と言われた経験や、
逆に子供のころ、親に対して「勝手に部屋に入らないで!」と思った経験はありませんか?
難しいお年頃のお子様がいるご家庭の場合、勝手にお子様の部屋へ洗濯物を持っていくことは難しくても、ファミリークローゼットに置いておけば、部屋を通らずに収納できるので、収納する側も使う側も気をつかいません。
デメリットとしては、家族全員分となると、ある程度の面積が必要になることです。
快適な収納生活を送るには
満足のいく収納クローゼットを作りをしても、暮らしの中で持ち物はどうしても増えていきます。
身の回りの持ち物が増えていく中で、不要な物も増えていきます。
身の回りの物、季節のもの、家族のもの、思い出の物など収納するものは色々ありますが、定期的に持ち物の見直しをして、いらないものは手放しましょう。
どうしても捨てきれない方は、リサイクルショップに買い取ってもらったり、フリマアプリなどを利用しましょう。
「捨てるのがもったいない」「まだ使えるかも」とよく聞きますが、無駄なもの、使わないの物をそのまま置いていくことのほうがスペースの無駄使いでは?
「捨てれば良かった」と思うことはあっても、「捨てなきゃ良かった!」と思うことはないのでは?
無駄な物が溢れた生活を送ることは、暮らしの質を下げてしまうような気がします。
私はWBHOUSEで通気性に優れ毎日を快適に暮らしているからこそ、身の回りの物も必要最低限に抑え丁寧にシンプルに暮らしたいなと思ってます。
そもそも、物を購入する際に「本当に必要か?」と問いかけをすること。増やさないことも大事です。
そして、物に対する執着は捨て、その物に対する想いだけは胸に持ち、不要なものは手放していくことで、シンプルで快適な暮らしができると思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
最後に
このブログでは不動産売却や不動産購入について、「はじめての不動産売買を賢く安全に」していただけるよう、豆知識を発信しています。
他にも注文住宅についても書いていますので、ぜひぜひチェックしてみてください。
姫路市内の物件情報をお探しの方、注文住宅を建てたい方は下記ボタンよりチェックしてみてくださいね。
最後までご一読いただきありがとうございました!
皆様のお役にたてれば幸いです。
このブログを書いた人
フォレスト株式会社
兵庫県姫路市で不動産売買仲介業、注文住宅建築業、リフォーム、損害保険代理店事業、飲食事業を行っています。
私たちは「幸せを創造しつづける」を理念に、正直グレーな部分が多すぎる不動産業界を変えたい!お客様の笑顔をつくりたい!と日々活動しています。
代表阿黒は元大工。
職人だからこそ経験してきた、住宅業界の闇。
これから家づくりをする方々にはそんな思いをしてほしくない、と私たち社員にも教育してくれています。
このブログは、その想いを受け継いだ私たちが更新しています。
住宅ローン商品や団体信用生命保険、建売物件の見方、健康的に暮らすコツ、不動産の売却方法、そもそもの不動産会社の選び方などなど…
さらに空気環境を考え、家族が健康に暮らせる健康住宅についても発信しています。
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