【まとめ】戸建ての構造種類別メリット・デメリット

まずは、木造建築のメリット・デメリットを確認していきましょう！

〇メリット

１．建築費用が抑えられる

　　木材なので、他と比べて安価です。2020年国土交通省の調べによりますと、建築コストの平均坪単価が木造は57.1万円、鉄骨造は91.1万円で、約1.6倍もの差が生まれています。

２．断熱性・吸湿性が高い

　　空気が乾燥する時期は木材から水分が放出され、湿潤の時期は逆に吸ってくれます。なので、一定の調質効果を得ることが出来ます。

３．耐火性・耐震性に優れる

　　木材は鉄とは違って燃えやすいのでは？と思われがちですが、木材は燃焼すると表面が炭化して内部への酸素供給が遮断されて燃えにくくなるんです。また、有毒ガスの発生もありません。

　　また、ある程度の地震が発生しても木がしなって問題ありません。データでは、木は鋼鉄の4倍、コンクリートの197倍の引張強度があり、有利です。

４．自由に設計できる

　　加工がしやすいのと、壁ではなく軸組で骨組みを支えるので設計上の制限が少ないです。なので、土地が特殊な形であってもそれに合わせて建てることが可能です。

〇デメリット

１．耐久性が低く、経年劣化が早い

２．火災のリスクが高い

　　メリットの方で耐火性があると記載しましたが、火災が発生しやすいという点でリスクが高いです。

３．シロアリ被害に遭いやすい

４．防音性や気密性が低い

１．耐震性に優れる

　　木材よりも強度があり、コンクリートよりも軽量であるためより強い地震にも耐えうることが出来ます。

２．間取りの自由度が高い

　　柱や壁を減らして解放感のある間取りを実現可能です。

３．品質が安定している

　　材料が工場で一律生産されているため、品質のブレが生まれにくいです。

４．火災保険料が安い

　　木造と比べて火災発生のリスクが低いため、火災保険料が優遇されています。

５．害虫被害が少ない

〇デメリット

１．木造と比べると建築費用が高い

２．通気性・断熱性が低く、室温が外気に影響されやすい

３．リフォームが難しい

４．重量があるため、地盤強化のコストもかかる可能性がある。

〇メリット

１．耐震性、耐火性、遮音性、耐久性が高い

　　丈夫で燃えにくい素材であるため、木造や鉄骨造に比べると非常に高い耐性が備わっています。

２．災害に強い

３．経年劣化しにくい

　　住宅としての価値の下がり方は非常に緩やかです。

４．型枠に入れて固める方法なので、デザインの自由度が高い

　コンクリートということもあり、耐久性が抜群ですね。費用は2021年の平均坪単価が202.5万円なので他と比べて圧倒的ですが、そのコストに見合った性能を引き出してくれます。

〇デメリット

１．気密性が高いので通気性が悪く、結露やカビが発生しやすい

　　密度が高いので室内の湿気がこもりやすく、カビの対策をしていく必要があります。

２．室温が外気の影響を受けやすい

　　鉄骨造と同じく、熱伝導性が高めなのが理由になります。

３．地盤強化の費用が掛かる。

４．建設コストが高い

いかがでしょうか？

木造が最初ということもあってたくさん説明してしまいましたが、簡単に比較すると木造のほうが安価で作りやすい、鉄構造、コンクリート造の順で費用が高くなるがその分強度が増して劣化も少ないと言えます。

主に上記の3種類の中で、どのおうちを建てたいでしょうか？安く抑えられる木造？耐久性抜群のコンクリート造？

おうちを建てるということは人生で一番大きな買い物をするということです。選択するときは、いろいろな情報を経て悔いのない決断をすることをお勧めします。もしも分からない時は、不動産屋さんや建築会社さんに頼ってくださいね！